（写真）石橋正人氏（第2代社長）が新会社の構想を練り、九州電力㈱へ提出したもの。「事業は人なり」という強い信念が記されている。

ソ連、世界初の原子力発電所（オプニンスク5,000kW）運転開始

当社初の事業拠点となる苅田事務所。

創立間もない昭和30年の九州電力苅田発電所建設は、資金不足から建設機材が十分に手配できず、機器の搬入では「コロ引き」（樫の木の丸太棒の上を転がす）と呼ばれる原始的な方法を採らざる得ない状況であり、今では想像もつかないほどの苦しい作業を強いられた。

原子力三法（原子力基本法、原子力委員会及び原子力安全委員会設置法、総理府設置法の一部改正）の公布

営業運転開始まで延べ388日の実績工期で完了。最新の火力発電技術を習得することで今日の基礎を築くことができ、日本の火力発電技術レベルを世界水準に向上させることに大きく貢献した。

国際原子力機関（IAEA）発足

苅田発電所1号機の定期修繕工事と並行し、日本最初の国産新鋭機となる当発電所を完成させた。

創業後の数々の試練を克服しながら、全員が力を合わせて新鋭火力発電所の建設完工に傾注する中で、労使関係の近代化と共存共栄を図っていくことを目的に結成。

日本原子力研究所の国産1号研究用原子炉（JRR-3）臨界

労働組合発足から4年目、本部が設置されていた苅田事務所にて、宮西昇初代委員長（左）と石橋正人2代目社長（右）が握手を交わす。

新苅田発電所概要（左）とその中の掲載写真（右）。西日本共同火力㈱は、昭和47年に九州電力㈱に統合。