リフトアップ工法
建屋天井を吊り上げ
電源開発磯子火力発電所新1号機では、狭い施工面積での工事施工が可能なタワー型ボイラが日本で初めて採用され、当社にとっても初めての関東地区での大型ボイラの建設工事となった。この工事ではリフトアップエ法(※1)が採用され、タワー型ボイラ建屋の天井部に36台ワイヤージャッキ(ワイヤーロープを吊り材として物を上げ下げする機械装置)を取り付け、ボイラ周囲の鉄骨ブロック及び本体ブロックを吊り上げた。この建設工事では、エ程も厳しく、新型工法に加え資材置き場がないため、「ジャストインエ法(※2)」を採用するなど厳しい現場環境であったが、無事に工事を完遂した。
※1 リフトアップ工法…屋根などの構造物を地上で組み立てた後に、所定の位置にジャッキ(物を上げ下げするために使用する機械装置)で引き上げるエ法
※2 ジャストインエ法…在庫を持たず「必要なものを必要なときに、必要なだけ」 資材を納品するエ法