メガベントによる新しい輪送方法を用いた
タービン主機の据え付け

九州電力新大分発電所3号系列の建設工事では、海上輸送したタービン主機を昧H立製作所が開発したタービンフロアと同レベルのまま港から陸送する新しい工法で施工。タービン建屋仮開口部まではドーリ(機器類を運搬する台車)で搬送し、ドーリの高さ位置を調整して開口部から主機を引き込み、据え付けた。機器を可能な限り工場組み立てにして海上輸送し、水切り(港からの陸揚げ)ではクレーンで直接吊り上げてメガベント(主機を支える支持構造物)のレール上に積載するため、屋外でのリフティングジャッキ(油圧操作で機器を所定の高さまで持ち上げる装置)の組み立てが省略でき、エ期の短縮、安全性の向上、コスト削減につながった。