ゾーンモジュール工法
ボイラ本体に初めて採用

九州電力苓北発電所2号機では、ボイラ本体について初めてゾーンモジュールエ法(※)を採用。これはボイラ各部をあらかじめ19個のモジュール(複数の部品を一体化した小完成品)に分けて工場で製作し、海上輸送で建設現場に搬入してボイラを組み立てるもの。これをコア鉄骨頂部に設置したジャッキ(物を上げ下げするために使用する機械装置)で順次吊り上げ、その後、ジャッキをボイラ頂部に移設して大梁一体化モジュール(ボイラ建屋の天井の梁の下に設置した複数の部品を一体化した小完成品)を吊り上げて設置した。この工法の採用により現地資材スペースの低減、品質管理の江上、工期短縮を図ることができた。

※ゾーンモジュール工法…エリアごとの小完成品を据え付けていく工法